地元の木を使い
リニューアルした
センスあふれるカフェ空間
鮮やかな青いドアが目を惹く
岩出山のメイン通りに佇むブルーファームカフェ。
店内へ入ると、程よい広さのスペースに
木のぬくもりが感じられる、テーブルと椅子が並んでいます。
木目の美しい木の板が、センス良く壁にあしらわれていて
空間をより引き立たせてくれています。
「いらっしゃいませ」と
気さくな笑顔で出迎えてくれたのは
店主の早坂 和恵さんです。
ブルーファームカフェは
デザイン事務所が運営するカフェで
和恵さんの旦那様はデザイン事務所を経営しています。
2016年にできたこちらのカフェは、
2020年10月のタイミングで和恵さんが店主となり
リニューアルオープン。
信頼する建築士さんに頼んでつくられた空間は
地元の木が使用され、愛着のわく
素敵な空間に生まれ変わりました。
オープンからの看板メニュー
オリジナルブレンドコーヒーとバターサンド
まずはカフェのオープンから提供している
オリジナルブレンドのコーヒーと
試作を重ねたという一押しのバターサンドを
いただくことに。
一口飲むとしっかりとしたコーヒーの苦味とコクが
口に広がります。
このコーヒーは、仙台にあるコーヒーショップの“ほの香”さんに
ブルーファーム専用にブレンドしてもらったこだわりの一品。
世界中の厳選された農園から、良質な生豆である
スペシャルティーコーヒーを買い付け
提供しているほの香さん。
ブルーファームカフェでは
「苦味がしっかりしたものを」とお願いしたそうです。
確かに苦味を感じますが、とても上品で爽やかな苦味。
頭がスッキリしてクリアになるので
身体も心もスイッチが入ります。
そして、その苦味に合うのが
サクッ!とした食感の甘いクッキーに
季節の果物のクリームを挟んだバターサンドです。
「カロリーを気にしなくてもいいように果物を使ったり
素材にこだわっているんですよ。」と和恵さん。
嬉しい配慮に、罪悪感なく食べられるのも嬉しいポイントです。
試作を重ね、辿り着いた一品
このバターサンドは、 実は和恵さんが初めて商品開発したもの。
コーヒーに合うように六本木レストランのシェフから
提供してもらったレシピをもとに、試作を重ね辿り着いた一品だといいます。
和恵さんは、これまで家庭でのお菓子作りはしてきたものの
商品としてのお菓子作りの経験は初めてでした。
「段々と作り方がわかってきて、最初のシェフのレシピから
少しずつですが改良してきています。」
そう語る和恵さんはもうお菓子作りのプロの顔をされていました。
そんな試行錯誤の末にできたバターサンドは、
見た目も美しく食べるのが勿体無いほど。
口に入れるとサクサクした食感に
果物の甘酸っぱさとクリームの甘さが溶け合います。
そして、その後に飲むコーヒーの美味しいこと…!
至福のひとときです。
ものづくりの向こう側
顔の見えるものたちに囲まれて
お店に置いてあるアイテムについてもお聞きしてみました。
「お店にあるものは、お仕事で繋がった人たちのものや
顔の見える方達のものです。目につくものは、ほとんどお話できますよ。
だからいらっしゃった人との会話に困りません(笑)。」
その言葉通り、和恵さんから
お店の内装、飲食で提供されるものやジャムなどの商品。
コースターやガラスの鳥の置き物など。
いろんな作り手の方のお話を聞くことができました。
素材や商品の向こう側にある
“ものづくり”をしている相手の顔が浮かぶものを
ブルーファームカフェでは取り扱っているのが伝わります。
相手の顔が見えるということは、
それだけその素材やものへの愛も深まるような気がします。
人と人との関わりが見えることのあたたかさ。
顔が見えるという安心感。
ものづくりという「モノ」や「コト」が生まれる
空間から感じる新しさやワクワク感。
カフェに訪れた人も、そのお裾分けを感じながら
ゆっくりと寛ぐことのできる場所です。
(撮影: 佐竹歩美)
INFORMATION
ブルーファームカフェ
- 住所
- 宮城県大崎市岩出山二ノ構65
- 電話番号
- 0229-25-5442
- 営業時間
- 11:00~16:00
- 営業日
- 金・土曜日
- 駐車場
- 有(店舗横の敷地に2台程度)
- 席数
- 6席
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