飲食店・買物

〈ドライブインおーとり〉
こだわりのみそラーメンに舌鼓。
多世代から長く愛される、町の食堂。

情報掲載日:2022.02.25
※最新の情報とは異なる場合がありますので、予めご了承ください。

 

昔懐かしい、昭和レトロなお店

 

「昔ながらの食堂に行きたい!」

大衆食堂のような、懐かしさのあるお店に行きたいと
ふと唐突に思い立つことがあります。

 

どこかにないかしらと思っていたところ、
温泉国道47号線沿い、鳴子方面へ向かう途中、
広い駐車場を構えたドライブインを発見しました。

 

「ドライブインおーとり」という看板に、
いい意味で年季が入った外観。

ここだ!と、私の本能が訴えてきます。

 

どこか安心感のある外観。駐車場がとっても広い!

 

 

店内はかなり広く、小さい頃に家族とよく来たことがあるような、
ノスタルジーな雰囲気を漂わせています。

 

 

やさしい光が差し込む店内。これぞ、町の大衆食堂!

 

 

お座敷もあるので、お子さん連れや団体連れもOK。

 

 

 

 

チャレンジ精神が生んだ、お店のスタイル

 

1956年に創業したドライブインおーとり

お店を開いた経緯について、
代表取締役の中鉢和三郎さんにお聞きしました。

 

現役の市議会議員としてもご活躍の、中鉢和三郎さん。

 

「もともと、私の父が立ち上げたお店なのですが、
ドライブインおーとりを開く前、最初は地元で呉服を販売していました。
当時は高度経済成長期で、ものがよく売れた時代で、
車に衣料品を積んで販売会などもしていたそうです」

 

「のちに、国道47号線の道路がきちんと整備されて、
車やバスを利用して鳴子を訪れる観光客が増えました。
そこで父は、車で立ち寄りやすい飲食店を開こうと思いつきます。
今でこそ馴染みのあるドライブインですが、当時としては画期的でした」

 

お父様の先見の明があって、今のスタイルに行き着いたのですね。

 

時代の流れを感じさせる、大きな外看板。

 

 

厨房から聞こえる調理音が、程よく耳に入ってきて心地良い。

 

 

 

皆から愛される、自慢のみそラーメン

 

お店の看板メニューである“みそラーメン

こだわりは、なんといっても味噌。
宮城県産の白味噌と赤味噌をブレンドした、オリジナル味噌を使用しています。

 

味噌を入れた状態で野菜と一緒に煮込むことで、
コクがあってよりマイルドな味わいに。
あつあつの状態でいただけるのも嬉しいですね!

 

湯気がもくもくと出ているみそラーメン(¥820)。ハフハフしながらいただきます。

 

 

見た瞬間にわかる、具材の豊富なこと!

白菜、もやし、ニラといった野菜類と、
えび、うずらの卵、赤かまぼこ、わかめなどが詰め込まれており、
飽きることなくすいすいと食べられてしまいます。

中太のちぢれ麺が、濃厚なみそスープとよく絡み、
味噌の味わいを心ゆくまで堪能できるのも嬉しいポイントです。

 

 

皆から愛される理由がわかる、大満足の美味しさです。

 

 

他にも、定食やカレー、丼物など、メニューの種類がとにかく豊富!
「これでもかなり減らした方なんですけどね」と笑う中鉢さん。

家族連れやビジネスマンなど、多世代の方に
食べてもらえるようなメニューを取り揃えています。

 

地酒や地ビール、県産の魚を使用した魚料理などもあるので、
“酒の肴を楽しみたい人にもおすすめ。

 

長年かけて築いたこだわりの味と、親しみのあるレトロな雰囲気。

一度来たら何度も通いたくなること間違いなしです。

 

(撮影: 足利文香)

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足利文香|ツナグ編集室

宮城県大崎市生まれ、岩手県盛岡市在住。地元大崎市と岩手を行ったり来たりの2拠点生活をしています。やさしい日常や想いを映した写真・デザイン・ライティングを手がける「Living dedepo」主宰。野鳥、歌、クリームソーダが好き。

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