川のせせらぎに誘われて
岩出山の町に流れる、内川。
その昔、地域の農業用水路として、伊達政宗公がつくった川とされています。
町の景観や生物多様性に役立ち、地域住民の心を癒やす存在です。
川沿いに整備された遊歩道を歩いていると、
一軒のカフェにたどり着きました。
店内に入ると、木のぬくもりを感じる、柔らかな空間。
「内川の畔り」という名前のとおり、
窓から内川や庭が一望できる、絶好のロケーションです。
本を片手に、ゆったりタイム
部屋の一角には、大きな棚にたくさんの本がズラリ。
注文を待っている間、ほっと一息つきながら、
読書をゆったり楽しむことができます。
時間を忘れて、カフェで読書。
ゆるやかな時間の流れに心が安らぎます。
風景と食、本。「好き」が詰まったカフェ
店主の青木晴美さんは、愛知県のご出身。
転勤族のご主人と各地を転々とした後、大崎市古川に越してきました。
ヨガの講師や化女沼の清掃ボランティアを通して、
この町の豊かな自然と地域性に惹かれていった晴美さん。
本好きのご主人と、体に優しい料理を提供したい晴美さん、
それぞれの思いが合致し、「ここでブックカフェを開こう」と決意します。
カフェの候補地を探していく中で、
巡り合ったのがこの場所でした。
「なんて素敵な場所なんだろうと、感動したのを今でも覚えています。
田んぼにくまなく水を運ぶ内川と、穏やかな風景のもと、
ここでカフェができたら素敵だよねと、主人と意見が一致し、即決でした」
そして、2018年に住居を兼ねたカフェをオープン。
現在は晴美さんがメインとなって、お店を営んでいます。
カラダが喜ぶ、やさしいごはん
お店のメニューは、主に地場の食材を使用しています。
宮城県産の大豆〈ミヤギシロメ〉や凍み豆腐、県産のブレンド味噌など
カラダに優しい料理を味わうことができます。
大豆をすりつぶし味噌汁にいれた、郷土料理の「呉汁」。
野菜やきのこがたっぷり入った呉汁をいただくと、
カラダがじんわりと温まります。
岩出山みそと青菜のおにぎりは、塩味を抑えたやさしい味わい。
カラダにうれしいランチで、午後のひとときを満喫します。
寛ぎのハーブティー、景色も一緒にたのしむ
満腹になったところで、食後のティータイム。
ハーブティーやカフェインレスコーヒー、豆乳カプチーノなど
ドリンクメニューが豊富で、どれを選ぼうか迷います。
ハーブティーは種類毎に効能が示されているので、
その日の体調に合わせて選べるのも嬉しいですね。
他にも、ハーブティーやアロマオイルなど、
癒しグッズを購入することも出来るので、
是非そちらもチェックしてみてくださいね。
喧騒を忘れて、川を眺めながらゆったり過ごす時間。
ちょっと疲れたな、と思った時に
心も体もパワーチャージできる場所です。
(撮影: 足利文香)
INFORMATION
内川の畔りカフェ
- 住所
- 宮城県大崎市岩出山東川原24-3
- 電話番号
- 080-1685-6776
- 営業時間
- 11:00~17:00(L.o 16:00)
- 定休日
- 月・火・水・木曜日
- 駐車場
- 有(店舗前の小道を挟んで斜め向かいに3台程度)
- 席数
- 6席
- お子さま対応
- OK(お子さま用イス2つ、オレンジジュースやキッズメニューもあり)
- Webサイト
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